食料危機5

2023年06月14日

食料危機に関連して、お伝えしたい事があります。

農林水産省が2017年に行った調査によると、輸入小麦のうち、アメリカ産の97%、カナダさんの100%からグリホサートが検出されています。また農民連食品分析センターの検査によれば、日本で売られているほとんどの食パンからグリホサートが検出されている。

「國産」「有機」の表示があったパンからは検出されず。

グリホサートは内分泌攪乱物質であるため微量でも人体の調節機能が壊されるという意見も多数。


グリホサートに対する世界の見方。

アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ベルギー、カナダ、デンマーク、イギリス、ルクセンブルク、バミューダ、マルタ、オランダ、ポルトガル、スコットランド、スロベニア、スペイン、スイス、インド、等でグリホサートへの規制が強化される方向にあり、当のアメリカでさえ2023年より消費者向け販売を停止する事に成った。


一方、我が國日本はむしろグリホサートの規制を緩和している。2017年、日本政府はアメリカの要請によって日本人のグリホサート摂取限界値を、小麦で従来の6倍、蕎麦で15倍にも緩和している。到底理解できないですね。


続いては、1970年の日米レモン戦争。

これ実は有名な事件なんですよね。

日本で規制されている農薬基準値を大幅に超える数値を検出。日本はこのレモンを海洋投棄。これにアメリカは激昂。日本産の自動車の輸入規制や関税の引き上げ等々の条件を突きつけ脅しをかけてきた過去がある。これに対して日本政府は農薬として使用が禁止されている薬物が収穫後に使用すれば食品添加物として使用できる。とするのはあまりにもウルトラCですね。

つまりは、アメリカから輸入していたレモンを含めた柑橘類からオルトフェニルフェノールとかチアベンダゾールといった防カビ剤が検出された。この防カビ剤は日本では膀胱がんや腎障害の原因になるとして禁止していたにも関わらずです。


2020年6月、厚労省はポストハーベスト農薬(収穫後の作物が腐らないように、船積みした穀物などに散布する農薬のこと)についても、動物実験で発がん性や神経毒性が指摘されている殺菌剤ジフェノコナゾールを生鮮ジャガイモの防カビ剤として食品添加物に指定してしまった。


以上です。

不安を煽っているわけではないですのでご了承下さい。事実ベースとして受け止めて頂き、今後、家族レベルといった最小単位で食の安全や確保をし上手く回避して生きていくしかありません。個人的に和多志が思うに老子の言う小國寡民です。つまりは小さな村落共同体(100名以下)のイメージですね。



ヒト・大地・海の還元

地救防衛隊 彌榮